救急医療でチームの一員を担う看護師の現状

現在救急医療体制を整える病院では、より高度な医療水準を有する施設である程、患者を中心としてその治療及び回復を目指すチーム医療の導入が進む傾向にあります。
特に第三次救急機関である大学や国公立などの大規模病院では、第二次救急まででは対処できない一刻を争う重篤な患者を扱うと同時に、より高度な医療技術を要する患者を扱います。
その為、救急救命又は高度救急救命センターを備える大規模病院では、医療技術の高度化と専門分野の細分化により、チーム医療の導入が必然的な状況にあります。そのチーム医療では、診療科や専門分野の垣根を取り払い、複数の医師や看護師、検査技師などが連携して一つのチームを構成し、各スタッフの専門知識や技術を集結して、当該患者にとって最善の医療サービスを提供します。
その為、チームの一員を担う看護師にも、看護分野から専門的な技能や知識が求められるのが現状です。
特にチームの中での看護師は、最も側で患者に接する機会も多い医療スタッフであることから、専門的な手業だけでなく、患者及びその家族のメンタル的ケアも含めたコミュニケーション能力等にも、優れた看護技能を備える熟練性が求められるのが現状です。
また殊に救急医療の現場では、常に患者の様子を観察し、容態急変時には速やか且つ適切に判断及び行動できる経験的・実践的な看護能力も必要とされます。
更にこれらの現場状況に鑑み、近時ではより特定看護分野の専門性を高める為、資格取得を目指す看護師も増えており、実際にも救急医療等最先端の現場では、有資格看護師の活躍が目立ちつつあるのが現状です。
もしこのようにハイスキルを求められる救急医療に携わりたいなら、救急医療について、求められる資質についてを把握してから目指しましょう。◆◇◆http://kinkyuiryo-ima.com◆◇◆